ホームページを作成するのに、どれぐらい費用がかかるのか? それこそ内容や方法によってピンキリで、数万円から数十万円、数百万円、大企業のコーポレートサイトや大きな自治体の公式サイトなどでは1千万円を超えるものまであるらしい。
ちなみに、このブログ及びブログのベースとなっている「ジャングルに蝶を求めて」のサイトは、全部無料で作成している。最初のサイトの立ち上げから更新、運用、さらには先ごろ行ったリニューアルも含めて一切無料である。
「そんなのウソだ。最低でもサーバー代が月々かかるだろう」
とおっしゃるかもしれないが、実はサーバー代も無料だ。
「広告も載せてないサイトで、完全無料なんてありえない!」
とおっしゃるかもしれないが、でも本当に完全無料、オールフリーなのだ。
「きっと何か裏があるな。この手の話はアブナイんだ」
そう、私も初めはそう思った。タダほど高い物はないと警戒した。
■ ホームページの作成に必要なツール
一切無料といっても、最低限インターネットに繋がっているパソコンと写真を撮るためのデジカメは必要である(←あたり前田のクラッカー)。そのほか写真をトリミングしたりダウンサイジングしたりするための画像処理ソフト「Windows Live フォトギャラリー」や、最近では動画編集ソフト「Windows Live ムービーメーカー」も使うようになった。といっても、これらは手持ちのパソコンに最初から入っていたソフトを使っているだけで、ホームページを作るために新たに購入したわけではない。その他のソフトとしては、ExcelとPowerPoint も使っている。初期の頃は、以前にワープロで作成した地図など紙ベースのものをデータ化するためにスキャナーも使用した。
以上、厳密に言ってもすべて手持ちのツールだけで作成しており、このサイトとブログのために支払った金は正真正銘1円もない。要は、この程度のサイトならタダで出来るということだ。もちろん、もっと高度なことをやりたければきっといくらでも金はかけられる。
■ ホームページを作る方法
では、どうやって無料でホームページを作るのかだが、その前に、ホームページを作るには大きく次の3つの方法がある。
(1)HTML による方法
HTMLというのはウェブページを構築する言語で、ご覧のページを含めほとんどのウェブページはHTMLで書かれている。ウェブページ上で右クリックして「ページのソースを表示」を選ぶと、そのページのHTMLが表示される。プロはHTMLを勉強していて、これによってホームページを作成する。
(2)CMS による方法
HTMLを勉強をする気なんてサラサラない普通の人にとって、自動でHTMLを作成してくれる超便利なアプリがCMS(Contents Management System)だ。これを使えば専門的なHTMLの知識がなくても自分でホームページを作成できる。
CMSとしてはマイクロソフト社のWordPressが有名だが、他にも30種類以上あるらしい。CMS自体は無料のものもあるが、そもそもホームページを運用するにはコンテンツをアップロードするサーバーが必要なので、必ずサーバー使用料が発生する。
(3)ホームページ作成サービスによる方法
さらに進んで、CMSとサーバーを初めからセットで提供してくれるという至れり尽せりの超ラクチンなシステムがホームページ作成サービスだ。世界中で最も多く利用されているWiX(ウイックス)や、日本で最も利用されているJimdo(ジンドゥー)をはじめ、他にもいろいろあるらしい。簡単なのがJimdoで、お洒落でデザイン性が高いのがWiXだと聞いたことがある。
そして驚くべきことに、多くのホームページ作成サービスがサーバー容量の少ないプランは無料で提供している。つまり「お試し期間」のようなもので、例えばJimdoの場合500MBまで無料で使える。と言われてもピンとこないかもしれないが、ご参考までに、このブログとサイトはjimdoの無料プランで作成しており、無料で使える500MBのうちすでに350MBつまり70%を使用している。サイトを立ち上げて5年余りで7割の使用量なので、この分ならまだ2年近くは無料プランで楽しめそうだ。
最近は写真をたくさん貼っているつもりだが、「お試し」にしては相当使いでがある。個人のちょっとした趣味のサイトやそこらの個人のお店の紹介サイトぐらいなら、無料プランだけで完結してしまう。これで本当にJimdoは商売が成り立つのだろうかと、他人の商売ながら心配になったりする。
ちなみにJimdoを有料プランにアップグレードすると、1つ上のプランでサーバー容量5GBで月額945円(年額11,340円)。1GB=1,024MBなので、5GBということは無料プランの10倍以上容量があることになる。
という訳で、無料でホームページが作れるタネ明かしをしてしまったが、次回はJimdoを使ったホームページ作成の実際について触れてみたい。
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