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チョウセンアカシジミ ―謎を秘めたチョウー

 見出しのタイトルの本が遂に近日発刊される。総目次を見れば分かるとおり、チョウセンアカシジミの総説である。A4版、441ページ、うち18標本プレート、フルカラーというから、まだ現物を手に取っていないが、大変な大作であり労作であることは間違いない。

表紙
表紙
標本プレート
標本プレート
分布図(国内)
分布図(国内)

総目次

はじめに

第1章 標本図示・図示標本データ

第2章 分布図・地名

第3章 発見史

第4章 特異な分布

第5章 日本の特異な地域変異

第6章 分類

第7章 生態

第8章 食樹・トネリコ

第9章 天然記念物指定

第10章 レッドリストカテゴリー

第11章 小さな羽音

第12章 採集・観察記

第13章 採集・観察記録 

第14章 累代飼育

第15章 覚え書き

第16章 生息地を訪ねて

第17章 参考資料

参考・引用文献

学名索引

和名索引

あとがき

著者紹介

 

 著者は千葉県在住の青山之也氏。前作「ランカウイ島の蝶データ集」(2014)に続く氏の第2作である。前作の時には、名古屋の拙宅まで千葉県からわざわざお越しになり、私の標本箱の中のランカウイ島の蝶の標本を1つ1つ熱心にチェックしていかれた。

 今回は限定200部。自費出版で1冊8,000円だから、完売したとしても売上総額は160万円。これでは制作費の回収などとてもおぼつかない。いわば私財を投じてでも、これまで打ち込んできたことを形として残したいという氏の熱い思いが伝わってくる。

 取り扱いは六本脚と南陽堂書店。何しろ限定200部なので、ご興味のある方は早目に予約されることをお勧めする。 


・A4版、441ページ(うち18標本プレート)、フルカラー

・2021年3月12日発行予定

・8,000円(税抜、送料別)、限定200部