見出しのタイトルの本が遂に近日発刊される。総目次を見れば分かるとおり、チョウセンアカシジミの総説である。A4版、441ページ、うち18標本プレート、フルカラーというから、まだ現物を手に取っていないが、大変な大作であり労作であることは間違いない。
初夏の渓谷でミヤマカラスアゲハを探索していた時のこと。現れないターゲットに退屈して、ウツギの花で吸蜜中のサカハチチョウを何気に撮影していると、おや? どこか様子がおかしい。少しずつ、じわり、じわりと頭を下に向けて、妙な姿勢で吸蜜しようとしている。
去る10月20日(火曜)の昼下がり、自宅(名古屋市千種区)の庭に珍しくルリタテハがやって来た。私が本当の昆虫少年だった半世紀前の自宅周辺は畑や雑木林が残る里山環境で、ルリタテハ、アカタテハそれにキタテハはどれも普通種だったが、宅地造成が進み市街化が進んで以降はみんな姿を消してしまった。
新型コロナ禍で県境を越える移動は自粛せよとのことで、今年はGW以降1か月ほど愛知県内でミヤマカラスアゲハを追い求めた。ギフチョウといえばブルーネットであるように、ミヤマカラスアゲハといえばやはり赤ネットだろう。しかし、私が使っている赤ネットは、赤と言うほど赤くない。
クックフォンでは、ナナフシの姿をあちこちでよく見かけた。それにしても、せっかく木の枝に擬態しているのに、葉っぱの上とかの目立つところにいるのはどうしたことか。 いえいえ、たまたま目立つところにいる個体に気づいただけで、きっと枝にとまっている個体には気づいていないだけでしょう。
蝶が吸水するのは何のためか。それは水そのものというより、ミネラルの摂取が目的であると言われてきた。そして最近になってやっとそのことが科学的に証明され、つまり♂の生殖活動に必要なアンモニアやミネラルを補給するための行動であることが明らかにされた。
それは、心臓に悪い色をしていた。 説明も、能書も薀蓄(うんちく)も要らない。とにかく動画をご覧ください。
えっ、ゴキブリ? そう、正真正銘ゴキブリである。 でも、ちっともゴキブリらしくないよ。 そう、なんでも♀はご覧のダンゴムシ型で、♂は普通のゴキブリ型らしい。 そう言われてよく見ると、触覚の感じがゴキブリっぽいね。
大きなイチジクの木の下で落果に集まるユータリアを観察していると、向こうのほうの木の幹で、何やら大きな蝶らしきものが羽をゆっくり開いたり閉じたりしている。 どうせオオイナズマの♀だろう。 いや、オオイナズマが木の幹に止まるのなんて見たことないぞ。...
幹から直接花が咲いたり実がなったりする奇妙な木がある。幹生花(果)と呼ぶのだそうで、オオバイチジクはその代表例だ。これまでもマレーシアなどで見た覚えがあるが、こんな大木は初めて見た。...